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コラム

2013年 05月 23日

NTT「確定拠出年金」導入・・・新たな会社の責任

将来の支払い額をあらかじめきめ、積立額を想定する予定金利で
割戻して設計する厚生年金基金に代表される確定給付型の年金制度

 

この制度の最も大きな問題は、将来債務

 

設計上の運用利回りを達成できなかったことで生じる
支払わなければならない金額と、実際の積立運用残高との
差額の埋め合わせです

通常は、この差分は本業の利益から補填します

 

でも本業がそれほどの損失を埋められるだけの利益が
出ていなかったら・・・

 

会社は存続の危機に直面する

 

これが、将来債務リスクを回避するために、毎月
将来の支払い額を前倒しで給与の上乗せとして
損金で計上してしまう確定拠出年金に会社が
制度移行をする際の会社側の最大の理由です

 

今回のNTTの確定拠出年金導入の背景も同じです

9万人が加入する規約型企業年金(確定給付型
年金)の将来債務を解消するための確定拠出
年金に移行

 

会社としての判断これは間違っていないと思います

 

なぜなら、将来債務は決算において、マイナスが
生じれば負債と認識され、それは会社としては
間違いなくマイナス要因であるからです

リスクの芽は積みたい

当たり前の判断です

 

 

でも確定拠出年金移行で確かに将来債務というマイナス要因は
回避できますが、確定拠出年金導入は会社に
新たな責任をうみます

 

社員のライフプラン教育にかかる費用負担です

 

特にNTTの場合、65歳までの雇用を約束すると同時に
生涯賃金は変わらずという 雇用条件が最近決まりました

 

考えてみれば不思議ですよね

 

65歳まで会社の席はあるけど、60歳定年までで
もらえる給与額と65歳までの雇用延長によって
得られる給与額が一緒って

 

でも、これがNTTが選択した姿

 

65歳まで働くことでかつて60歳まで働いた
場合で受け取った生涯賃金と結果的に合計金額が
同じであれば65歳まで同条件で働かせて
もらおうという人がいても不思議ではありません

 

雇用の安定というのは、やはり絶対的な安心感ですから

 

でも反対にそれは、60歳で田舎に帰るなり
退職金で住宅ローンを返すなり、起業をしたい
などのそれまで個人が思い描いていたライフプランを
覆すことにもなります

 

その上、今回の確定拠出年金で積立にあたる
掛金は同じであっても、個々人が選択する
運用商品によって老後の生活設計が大きく変わる

 

この事実、かなり時間をとって社員さんに分かって
もらわないといけないでしょうね

 

これがまず会社として責任をもって行わなければ
ならない新たな責任です

 

まずは会社の制度が変わることにより影響される
人生設計の練り直し

 

これは社員さんにとってもチャレンジでありスタートですね

 

制度変更により何を失い、何を得られるのか

そして自分自身がこれから何をしなければならないのか
をしっかり見つめる力

 

9万人の社員に対し、NTTが会社としてしっかり取り組まなければ
ならない点でしょう

 

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