確定拠出年金の社長ラジオ

有料相談お申し込み 03-6215-8312 【電話受付時間】平日9:00-18:00
MENU

コラム

2014年 02月 08日

確定拠出年金、転職で台無し 個人型の落とし穴

 

2月7日付の日経新聞で、社労士の井戸美枝先生が記事を書いていらっしゃいます

ポイントを抑えたとてもよい記事でしたので、シェアさせていただきますね

全文はこちらのリンクでご覧いただけます「確定拠出年金、転職で台無し 個人型の落とし穴

 

 

<以下、ポイントと補足です>

確定拠出年金のメリットのひとつとして「ポータビリティ」が挙げられます

これは、「持ち運び」という意味で、転職しても税制優遇をうけられる自分年金の仕組みを自分の意思で継続させることができる仕組みです

ただし、記事で取り上げているのは、仕事が変わると「確定拠出年金の加入資格」を失う可能性があるので注意とのことです

 

1)公務員または、第三号被保険者(会社員に扶養されている配偶者)は加入資格がありません

そのため、これまでのお仕事をやめて公務員となる、あるいは結婚して家庭に入られる場合は、それまでの積立を継続することができず、 「追加拠出ができず運用だけを指図のみ(運用指図者)」となり、60歳まで(加入期間が10年に満たない場合は最長65歳まで)自身の老後資金を引き出すことができなくなります

加入資格を失うとわかった時点でお金が引き出せたら良いのですが、資産残高が50万円以下であること、あるいは拠出期間が3年以下 であることなど厳しい要件があります

 

★★選択制なら、チョイスがある★★

私見ですが、上記以外にも外国人社員が退職して自国に帰られるような場合も、脱退一時金の要件を満たさない限りお金の引き だしはできません

キャリアパスはそれぞれですので、あらかじめ自身のキャリアプランの中に、海外居住や公務員あるいは第3号となる予定がある方は、自身で加入するかどうかが選べる「選択制」確定拠出年金の方が有利です

従来の企業型確定拠出年金は、原則全社員を加入対象としなければならないので、従業員のキャリアパスにも配慮した設計ができません

これからの時代にマッチした企業年金という意味でも、「選択制」をご検討いただく意義は大きいと思います

 

2)転職先に確定給付年金や厚生年金基金がある場合も加入資格を失います

この場合も同様に、たとえそれまでの確定拠出年金の資産があったとしても、追加拠出できず「運用指図者」となります

脱退一時金の要件も同じですから、途中で受け取るハードルは高い

企業年金制度の種類を転職の条件のひとつに考えている人もいないでしょうから、これについては転職して初めて気づく方も多いのかも知れません

 

★★「選択制」の併用導入を★★

ジョブマーケットは非常に流動的です

優秀な人財が確定拠出年金の加入者である確率はとても高くなっています

そのような人たちの老後の自助努力を支援するためにも、確定給付年金あるいは厚生年金基金がすでにある会社様にも「選択制」確定拠出年金の導入をオススメします

選択制であれば、従業員は財形貯蓄のように給与から任意の金額を拠出する仕組みですから、企業は新しい資金を準備する必要がありません

会社は選択制確定拠出年金という「受け皿」をご用意していただくだけで、社員が税制優遇をうけながら老後資金作りができる環境を提供することができるので、双方にとってもメリットが大きいはずです

 

3)記事には記載がありませんが、転職時の「現金化」も注意

以外に知られていないのは、確定拠出年金では転職し「ポータル」する際に、全ての金融商品を一旦「現金化」しなければならないというルールがあります

例えば投資信託は値動きがあります

転職時に含み損がでていても、転職の際には一度その投資信託を売って「キャッシュ」にして持ち運ばなければならないのです

自己都合退職の場合は、自分の意思でタイミングをコントロールできるかもしれませんが、問題は会社都合退職の時です

会社都合で転職しなければならないようなケースは、マーケットも悪い可能性が高い

そんな時に、職も失い、老後資金も目減りする・・・というような状態にならないよう、確定拠出年金の資産運用は「現金化のリスク」も頭にいれておかなければならいのです

 

★★継続教育・個人相談が大切★★

確定拠出年金は制度の正しい理解や、資産運用の知識が必要です

そのため社内での継続教育が最も重要と言われています

またお金の話はプライベートな部分も多分にありますので、個別に相談できる窓口も現場からは切望されています

社内で抱え込まず、適切な専門家に依頼することもぜひ検討してください

 

 

アセットアドバンテージ|確定拠出年金の導入・運用相談

以下の記事も読まれています。


Tags:

Comments are closed.