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コラム

2013年 03月 10日

25歳の決意

 

オハイオ州立大学の1年に入学するための条件はTOEFL500点以上でした   専攻はビジネス学部、つぶしが効きそうだし、数字を使う分英語のハンディが少し緩和されるかなと思って。。。

夫婦そろってイライラの毎日でしたら、夫が夜中遅くまで勉強すれば、私は早朝起きだして勉強みたいな感じで、とにかく顔を合わせないようにそれぞれ勉強に集中していました   多分一生のうち、あの時期ほど必死で勉強したことはないですね

ファイナンス、アカウンティング、エコノミクス、ケーススタディなどなど   全てが新鮮で、学ぶことが楽しくて   特に価値の多様性ということを学んだことは大きかったですね 

現在価値と将来価値との乖離であるとか
投資した金額を回収し、さらに大きく成長させる考え方とか
得られる利益と失う利益を比較するとか   ものの価値って不変なのかと思っていましたが、見方によっていろんな価値があり、それを判断するのは自分という概念は面白かったです
英語はきつかったですが、それでもなんとか必死で授業に食いついて行きました

そうこうしているうち、少しずつ留学生を中心におともだちもできてきました

ある日、アジア人の友人宅でホームパーティをするとのことで数名お呼ばれしました   その方と奥さんと小さいお子さん二人のアパートは、正直私の基準をはるかに下回るクオリティで、椅子に座るのも躊躇してしまいそうなところ   奥さんもドクターで勉強中で、子供が泣き喚く中、それでも精一杯のおもてなしをしてくれました

その頃は、自分に余裕もないし、自分がだいっきらいの自己嫌悪状態でしたから、小さい子供が食べ物を散らかしたり、暴れたりするのを見てウンザリ   なんだってこんな生活をこの人たちはしているんだろうなんて、冷めた目で見てました   特に私よりちょっと年長者である奥さんは、おしゃれもせず、勉強と育児で疲れ果てているような容貌で、私としてはまったくもってイケテナイ   なんだろう、この人、みたいな感覚です(とっても意地悪でした、私)

私はちょっと離れたところで仲間の輪にも入らずいたのですが、なんとなく耳に飛び込んできた言葉に、胸が締め付けられるような感覚を覚えました

It’s my choice

まるでモンスターのような子供を抱きかかえながら、彼女が笑顔でいとも簡単に言ったのです

すべて私が選んだ結果だから   私はどうしていいか分からないくらい動揺しました   今の私は全てわたしの選択   そんなこと考えても見なかった
今私が辛いのは、彼が無理やり私をつれてきたから
今私が何もできずに情けない思いをするのは、彼の両親が勝手にアメリカ行を決めたから
これは、誰のせい、あれは、誰のせい   全ての不幸の原因は自分以外の誰かのせいって責任転嫁していたんですね

私の選択

そうだ、結婚したのも私が選んだこと
アメリカきたのも私が選んだこと   言い訳なんてしている場合じゃないんだと   人間の毎日は選択の連続です
その選択の積み重ねが今ある自分   そう思うと、言い訳をしている自分がとっても恥かしく思えて   後ろを振り返らない
言い訳しない

自分の選択には責任をもつ   それが25歳の私が決めたこと   実際には、その後も言い訳タラタラでしたが、少なくともあの日のあの場所は、私が覚悟を決めた瞬間でした   ちょっとだけ、シャキっと背筋が伸びました

「初めて見た光景」に続く

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